
ホイールのペイントは、まずばらすことから始まります。
スポークを一緒に塗ってしまうわけにはいかないので。
スポークも一緒に塗っても構わないのですが、
スポークも同色だと安っぽく見えてしまうので、彩蓮ではバラします。

次に洗油で丁寧に洗います。
特にリヤホイールはチエーンのオイルや、
クラッチハブのグリースで汚れているので、
これを完全に落としておかないと、
塗装時に塗料をはじいて初めからやり直しになります。
とにかく洗う、洗う。

ホイールをばらしたときには、スプロケットのクラッチハブを点検しておくといいです。
ここが消耗するとスプロケットがガタガタ揺れることになります。

このニップルから定期的にグリスアップすればいいだけですが、
ここが消耗している車両が結構多いです。

このあとサンドブラストにてさらに汚れを落として、
塗料の足付けをしていきます。
サンドブラストをかけることで、塗装がペロ~ンと剥がれることがなくなります。
別に、パウダーコートでなくてもまったく問題ありません。

サンドブラストをかける前と、かけた後です。
いかにも塗料が食いつきそうでしょ。

サンドブラスト終了。

彩蓮ではフツーのサンドブラストを使用しているので、
とにかく時間が掛かってしまいます。
他のパーツも一緒にやったので1日がかりでした。
もう、ホコリまみれ。

新品パーツは楽でいいです。
軽く洗油で洗うだけでいいので。
画像はSR用のリヤ16インチのリムです。
半ツヤブラックに塗るので、これもサンドブラストをかけます。
もったいないって?

サンドブラスト後にプラサフを塗ったところです。
プラサフを塗ると、仕上がりもきれいになるし、色も剥げにくくなり、
サビもおさえられるすぐれものです。
プラサフも値段がたです。
今使っているものはス穴もよく埋まり、スプレーパテにも使え、
研ぎやすく、食い付きも良くと最高に使いやすいです。
しかし、お値段もいいのです。